◆04/01更新◆

 

 

「ゲイの老人ホーム」は成立するのか?




同性愛ワールドの千夜一夜物語『ゲイ♂ビアン♀NIGHT』へようこそ。
私が語り部の“文志奇狩都”改メ竜 超(りゅう・すすむ)です。

社保庁の不祥事続出やらガソリン税パニックやら、無為無策ぶりを露呈しまくっているわが国の政府であるが、こう醜態ばかりを見せつけられていると、誰しも将来に不安をいだくものである。
基本 “子や孫などに頼れない”ゲイたちならばなおさらだ。
元気でバリバリ稼いでいる今はいいけど、老後、どうしよう……?
そんなふうに悩んでいる者も少なくない。
その答え……と云っていいのかわからないが、 ひとつの方向性のヒントが、ドイツのほうで出された。

ドイツに同性愛者専用の老人ホーム設立
ドイツ・ベルリンに、高齢になった同性愛者のための、終の棲家がオープンした。
3フロアある建物のうち、「花」と名付けられた最上階が同性愛者専用。
「私たちの知る限りでは、ヨーロッパ初」
と語るのは、所長のケルスティン・ヴェッカーさん。ヴェッカーさんは自らもレズビアンであり、勤務する看護師と職員も半数は同性愛者だという。
「この(老人ホームに入所する)世代は同性愛を禁止する刑法175条の下で生きてきた世代で、二重生活を送ることを余儀なくされてきました。私たちは、彼らのそうしたトラウマを言葉に出すお手伝いをしています。これまで、こうしたトラウマを話す術は全くなかったからです」
と、創設者は語っている。


ゲイのための老人ホーム、 というのはフィリピンなどにはすでにあるそうで、そこにヒントを得て日本でも『メゾン・ド・ヒミコ』 なんて映画も撮られたりしている。
ヒミコと呼ばれる伝説的ゲイ・ボーイが私財をなげうって作った 「ゲイのゲイによるゲイのための老人ホーム」を舞台に繰り広げられる悲喜劇――という作品だ。
ヒミコが捨てた娘に柴咲コウ、 ヒミコのかたわらに常に影のようにある若い愛人に オダギリジョーという豪華なキャスティングが話題となり、劇場は 平日でもずいぶんな盛況ぶりだった(8割以上が女性客だったが……)。



それはサテオキ「ゲイ向け老人ホーム」というものが果たして わが国でも誕生し、定着していけるかどうか?
ホンネで云わせてもらえば、なかなか難しい のではないかと思う。
ゲイというのは、よく云えば「自己主張のキッチリしている」、悪く云うなら「協調性にやや欠ける」 ような人間が多いから(笑)、トラブルというのはフツーのジーサンたちよりも多いかもしれない。
老人ホームで刃傷沙汰を起こしたりするのはホボ女性である、という話を聞いたことがあるが、それは 生命体としてのエネルギーが、男より女のほうが強いからだという。
一部のゲイのなかには男でありながら、そうした“女の業”というのをシッカリ持ち合わせている タイプもいたりするんで、想像するとチョット怖いなあ。
だって、女の業と、男の腕力を持ち合わせている んだぜ!?(笑)

あとひとつ、これがけっこう重要なんだが、ゲイはなかなか 性欲というのが枯れない。
50代、60代になっても ラブ・ハントへの意欲は10代、20代時代とあまり違わないのである。
もちろん、そういうのはべつにゲイだけに限った話ではなく、ノンケのなかにもいくらでもエロい奴というのはいるんだが、ゲイの場合は“妻子”といったストッパーがないぶん、いくつになっても現役バリバリのラブ・ハンター なのだ。
そんな人間たちがひとつ屋根の下に暮らしたら、ひとつの的をめぐってバトルが繰り広げられたりして、大変なことになりそうである(笑)。

『薔薇族』の伊藤文学編集長が以前、
「ゲイ版の“サライ”を作りたい」
と口にしたことがあるのだが、それは無理でしょう、と筆者は云った。
『サライ』というのは 団塊以降の“枯れた人々”に「旅」やら「グルメ」やらの情報を提供して潤いをもたらすための雑誌であるわけだが、しかしゲイというのは前述の通り、 還暦をすぎてもなおギラギラしている んである。
だから基本、そういうのは必要とされないのだ(笑)。

いつまでも若々しくていいですねえ、という云い方もできるが、
「もうちょっと年相応に落ち着いたらどうスか?」
と云ってやりたくなることも少なくない筆者なんであった。


コラム◎竜 超 Column by Ryuu Susumu
世界一気持ちイイと噂のオナホール完全版!